2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[10p-N104-1~18] 16.3 シリコン系太陽電池

2021年9月10日(金) 13:00 〜 18:15 N104 (口頭)

齋 均(産総研)、増田 淳(新潟大)

13:00 〜 13:15

[10p-N104-1] ウェーハ薄型化による結晶Si太陽電池の温度特性改善

齋 均1、佐藤 芳樹1、奥 登志喜1、松井 卓矢1 (1.産総研)

キーワード:太陽電池、シリコン、温度係数

太陽電池による実発電量を最大化するには、標準条件(25℃)での効率向上に加え、温度上昇に伴う効率低下の抑制、すなわち温度係数の改善が重要である。温度上昇に最も敏感なパラメータはVOCであり、VOCが高いほど温度係数が改善する。結晶Si太陽電池では、近年、パッシベーティングコンタクト技術が進展して効率とVOCの改善が進んでいるが、さらなるVOC向上を実現する手段の一つにウェーハ薄型化がある。我々はウェーハ薄型化と温度係数の相関について検討してきた。今回、より詳細な実験および計算による検討を行ったので報告する。