2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 散乱・揺らぎ計算イメージングの最前線

[10p-N201-1~9] 散乱・揺らぎ計算イメージングの最前線

2021年9月10日(金) 13:30 〜 16:55 N201 (口頭)

的場 修(神戸大)、粟辻 安浩(京都工繊大)

14:35 〜 15:05

[10p-N201-4] 拡散光・拡散蛍光イメージングー時間領域の計測によるアプローチ

西村 吾朗1 (1.北大電子研)

キーワード:光散乱、拡散、医用生体光学

拡散光イメージングとは、入射した光が多重散乱により乱され通常の方法では内部が見えない
ような中で吸収体あるいは発光体を可視化する手法を指す。特に多重散乱が非常に強いと、光は拡散的に振る舞い、光伝搬は拡散方程式で近似できる。そのため、ここでの問題は拡散方程式で記述される光強度の境界面での計測により内部の吸収係数や散乱係数を決める逆問題である。その中でも本講演では時間領域の計測を用いた方法に焦点をあて、拡散蛍光イメージングを例にとり議論する。