2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[10p-N206-1~13] 2.2 放射線物理一般・放射線応用・発生装置・新技術

2021年9月10日(金) 13:30 〜 17:00 N206 (口頭)

越水 正典(東北大)、藤原 健(産総研)

14:00 〜 14:15

[10p-N206-3] X線コンプトン散乱による拡散層流火炎の温度・化学反応分布測定

櫻井 浩1、辻 成希2、座間 淑夫1、鈴木 宏輔1、星 和志1、平本 大輔1、櫻井 吉晴2、古畑 朋彦1 (1.群馬大院理工、2.JASRI)

キーワード:拡散層流火炎、コンプトン散乱、非破壊測定

内燃機関における煤の生成プロセスを解明する手法の開発を目的として、X線コンプトン散乱により純プロパン(99wt%)の層流拡散火炎の温度分布・化学反応分布の測定を行った。測定された温度分布は熱電対による測定とおおむね一致した。プロパン分子の燃焼反応が進み火炎内の温度は1500Kまで達していた。S-parameterの解析からプロパン分子の燃焼反応により、高温部でCO2生成が支配的となることがわかった。以上から、X線コンプトン散乱が内燃機関の燃焼プロセス解明の手段となり得ることがわかった。