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[10p-N301-7] 高線量率下での線量モニタの開発に向けた赤色発光酸化物シンチレータ結晶の探索とその発光特性
キーワード:赤色発光酸化物シンチレータ、原子力発電所の廃炉、光学特性
原子力発電所の廃炉作業では安全性の担保が重要である。シンチレータと光ファイバーを用いて10 Sv/h以上の炉内線量を計測するシステムが考案されたが、その実現には700-1100 nm程度の発光波長を持ち潮解性のないシンチレータの開発が求められている。本講演では、潮解性のない赤色発光酸化物シンチレータとしてYb添加型La2Hf2O7(Yb:LHO)結晶をコアヒーティング(CH)法を用いて育成し、Cs2HfI6およびCr:α-Al2O3と比較しながら光学特性を評価した結果について報告する。