18:15 〜 18:30
[10p-N305-18] 水晶を例とした絶縁体における非線形吸収異方性の第一原理計算
キーワード:絶縁体、第一原理計算、非線形吸収
レーザー加工は、空間的にはnm∼mmまで、時間的にはfs∼μsにおよぶマルチスケールかつ非平衡な物理現象である。特に、パルス幅がフェムト秒オーダーになるレーザーを用いる場合、加工の初期過程において非線形光吸収が重要な役割を持つ。
こうした非線形な現象においては、実験に加えて理論シミュレーションで、その微視的メカニズムを明らかにするアプローチが有効である。こうしたアプローチにおいては、物質の個性を原子のスケールから記述できる第一原理計算が有効である。本研究では、固体の電子ダイナミクスを第一原理的に計算する代表的な手法である時間依存密度汎関数理論(TDDFT)を用いて、絶縁体の例としてバルクのα-quartzの非線形光吸収をレーザーの強度や偏光の向きについて系統的に調査した。
こうした非線形な現象においては、実験に加えて理論シミュレーションで、その微視的メカニズムを明らかにするアプローチが有効である。こうしたアプローチにおいては、物質の個性を原子のスケールから記述できる第一原理計算が有効である。本研究では、固体の電子ダイナミクスを第一原理的に計算する代表的な手法である時間依存密度汎関数理論(TDDFT)を用いて、絶縁体の例としてバルクのα-quartzの非線形光吸収をレーザーの強度や偏光の向きについて系統的に調査した。