2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » カーボンニュートラルに向けて有機分子・バイオエレクトロニクスができること

[10p-N324-1~10] カーボンニュートラルに向けて有機分子・バイオエレクトロニクスができること

2021年9月10日(金) 13:00 〜 16:35 N324 (口頭)

島田 敏宏(北大)、宮寺 哲彦(産総研)、辻村 清也(筑波大)

16:05 〜 16:35

[10p-N324-10] 酵素を用いたバイオ燃料電池の開発と自己駆動型センサへの応用

四反田 功1 (1.東理大理工)

キーワード:バイオ燃料電池、バイオセンサ

我々は,印刷技術と酵素の機能を最大限に発揮することができる新奇な多孔質炭素材料を組み合
わせることで,ウェアラブルかつ高出力な体液から発電可能な自己駆動型バイオ燃料電池を開発してきた.自己駆動型デバイスとは,例えば汗中の乳酸をバイオ燃料電池の酵素と反応させて電力を取り出し,この電力を使って発信器から信号を飛ばす仕組みで,電源とセンサの両方の役割を備えているものをいう.上記の場合,バイオ燃料電池の電力は乳酸濃度に依存するため,電力値から乳酸濃度を測ることができる.本講演ではこれらの要素技術から,実際のデバイスの概要について概論する.