[10p-N401-1~10] 7.2 電子ビーム応用

[10p-N401-1] 遷移金属炭化物の炭素欠損：仕事関数と密度

〇吉武 道子¹ (1.物材機構)

キーワード：仕事関数、炭素欠損、密度

遷移金属炭化物は仕事関数が比較的低い割には反応性が高くないが、炭素一部欠損しやすく、炭素が欠損すると仕事関数の値が変化する。先に、炭素欠損による仕事関数の増減がビッカース硬度の増減により予測できることを示した。今回、炭素欠損量とX線回折により得られた格子定数から計算した密度の関係を調査した結果、ビッカース硬度の値が無くてもX線回折による格子定数の値のみから仕事関数の増減予測可能性を見出した。