2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

CS コードシェアセッション » 【CS.1】 2.3 加速器質量分析・加速器ビーム分析、7.5 イオンビーム一般のコードシェアセッション

[10p-N402-1~10] CS.1 2.3 加速器質量分析・加速器ビーム分析、7.5 イオンビーム一般のコードシェアセッション

2021年9月10日(金) 13:00 〜 15:45 N402 (口頭)

笹 公和(筑波大)、藤田 奈津子(原子力機構)

14:45 〜 15:00

[10p-N402-7] 超小型AMS装置に向けて発案した表面ストリッパーの解離能力の検討 III

松原 章浩1、藤田 奈津子1、木村 健二1 (1.原子力機構東濃)

キーワード:加速器質量分析、表面ストリッパー、分子解離

炭素-14専用超小型AMS装置の主要技術である表面ストリッパーの実用性を数値的に評価した.一連の検討では, 数十keV の13CH が数度の入射角で単結晶表面に入射し, 表面電子との衝突により解離するというモデルを用いている. 今回は13CH の分子軸の方向がランダムに分布しているものと想定し,13C とH の個々に作用する表面ポテンシャル力の和より13CH 分子の重心の鏡面反射軌道を求め, これを残存率の計算に用いた. この結果, 得られた13CH の残存率は,実用上必要な10−12 を十分下回ることが分かった.