2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート

[10p-N403-1~17] 9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート

2021年9月10日(金) 13:30 〜 18:00 N403 (口頭)

長島 一樹(東大)、加納 伸也(産総研)、渡辺 健太郎(信州大)

15:15 〜 15:30

[10p-N403-8]  重水素化SAM修飾ナノワイヤ構造を用いた揮発性脂肪族分子のSAM膜内挙動追跡

〇(M1)山口 優1、細見 拓郎1,3、長島 一樹1,3、高橋 綱己1,3、張 国柱1、金井 真樹2、柳田 剛1,2 (1.東大工、2.九大先導研、3.JSTさきがけ)

キーワード:ナノワイヤ、自己組織化単分子膜、赤外分光法

我々は最近、ZnOナノワイヤに長鎖アルキルSAM修飾修飾を施すことで、ノナナールのセンシング能が格段に上がることを発見し、これは分子がSAMに取り込まれ、結晶表面で効率よく酸化されるためと突き止めた。しかし、密なSAMに分子がどのように取り込まれるかは未解明であった。本研究では、アルキル鎖が重水素化されたSAM分子を用いることで、SAMと反応分子を区別可能にし、吸着分子の挙動追跡に初めて成功した。