2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.4 熱電変換

[10p-N406-1~18] 9.4 熱電変換

2021年9月10日(金) 13:30 〜 18:30 N406 (口頭)

村田 正行(産総研)、宮崎 康次(九工大)、太田 裕道(北大)

17:00 〜 17:15

[10p-N406-13] プルシャンブルー類似体の酸化還元電位の温度係数の決定要因

守友 浩1、吉田 悠馬1、井上 大1、岩泉 滉樹1、小林 慎太郎2、河口 彰吾2、柴田 恭幸3 (1.筑波大学数理、2.高輝度光科学セ、3.海洋大応物)

キーワード:プルシャンブルー類似体、三次電池、エネルギーハーベスト

6種類のプルシャンブルー類似体の酸化還元電位の温度係数(α)を決定した。αはセに金属に強く依存して、-1.18mV/K(Cd-PBA)から0.57mV/K(Co-PBA)まで、広く分布した。また、(1)αの符号が酸化還元サイトで支配されること、および(2)|α|の大きさが結晶学的なNaサイトとともに増大すること、の経験則が得られる。これらの経験則は、Naの配置エントロピーで説明することができる。