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[10p-N406-9] 半導体/強磁性体積層構造における熱伝導率低減と横ゼーベック係数増大の同時実現
キーワード:熱電変換
近年、強磁性金属/常磁性金属積層構造において、界面効果により異常ネルンスト効果の大きさの指標の一つである横ゼーベック係数が増大することが報告された。しかし、一般に金属材料の熱伝導率は高いため、ZTは低い値に留まる。このため、横ゼーベック係数の増大と同時に熱伝導率低減を同時に実現可能な材料が求められる。そこで我々は、低熱伝導率な半導体層と強磁性金属層からなる積層構造を提案する。本研究では、半導体Si/強磁性金属Co積層構造を作製し、横ゼーベック係数増大と熱伝導率低減を同時に実現することを目的とした。