2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » グローバル量子暗号通信の展開

[10p-S101-1~7] グローバル量子暗号通信の展開

2021年9月10日(金) 13:30 〜 17:15 S101 (口頭)

岩本 敏(東大)、小坂 英男(横国大)

15:00 〜 15:30

[10p-S101-4] 連続量量子鍵配送の現状と展望

平野 琢也1 (1.学習院大学)

キーワード:量子鍵配送、ホモダイン検出、連続量

近年、ホモダイン検出により微弱な信号光を測定する連続量量子鍵配送(CV-QKD)に対する関心が高まっている。CV-QKDは、高速光通信との共存が容易という特長がある。これは、ホモダイン検出自体が優れたフィルターとして働き、漏れ光に強いためである。この特長は、CV-QKDを低コストの量子的に安全な通信の有力な選択肢にしている。本講演では、現在研究が進んでいる幾つかの光学構成や安全性の解析等のCV-QKDの現状を紹介し、社会実装に関する将来への展望について議論したい。