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[10p-S101-4] 連続量量子鍵配送の現状と展望
キーワード:量子鍵配送、ホモダイン検出、連続量
近年、ホモダイン検出により微弱な信号光を測定する連続量量子鍵配送(CV-QKD)に対する関心が高まっている。CV-QKDは、高速光通信との共存が容易という特長がある。これは、ホモダイン検出自体が優れたフィルターとして働き、漏れ光に強いためである。この特長は、CV-QKDを低コストの量子的に安全な通信の有力な選択肢にしている。本講演では、現在研究が進んでいる幾つかの光学構成や安全性の解析等のCV-QKDの現状を紹介し、社会実装に関する将来への展望について議論したい。