2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.5 新機能材料・新物性

[11a-N104-1~8] 9.5 新機能材料・新物性

2021年9月11日(土) 09:30 〜 11:30 N104 (口頭)

岩田 展幸(日大)

10:45 〜 11:00

[11a-N104-6] ラーベス相金属間化合物ScMn2の磁性および希土類置換効果

〇(M2)加藤 梨乃1、雨海 有佑1,2、高野 英明1、桃野 直樹1,2、Alessia Provino3、Pietro Manfrinetti3 (1.室蘭工大院、2.希土類材料研究センター、3.ジェノヴァ大学)

キーワード:ラーベス相金属間化合物、ScMn2、希土類置換効果

希土類ラーベス相金属間化合物ScMn2はMnが磁気モーメントを持たず、実験から磁性はパウリ常磁性であることが報告されている。一方で、DFTによる計算では反強磁性的な磁気秩序をもつ可能性が指摘されており、その物性に関して明らかではない。本研究はScMn2およびCeまたはY置換試料を作製し、その構造と物性を調べた。作製したScMn2の磁化率はパウリ常磁性とは異なる温度依存性を示した。講演では、CeとY置換系についても紹介する。