2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[11p-N401-1~7] 11.1 基礎物性

2021年9月11日(土) 13:00 〜 14:45 N401 (口頭)

掛谷 一弘(京大)

14:00 〜 14:15

[11p-N401-5] ウィスカ十字接合を用いたテラヘルツ発振

齋藤 嘉人1,2、掛谷 一弘3、足立 伸太郎4、長尾 雅則5、寺嶋 健成1、竹屋 浩幸1、高野 義彦1,2 (1.物材機構 MANA、2.筑波大学、3.京大院工、4.京都先端科学大学、5.山梨大学)

キーワード:テラヘルツ、ジョセフソン接合、銅酸化物高温超伝導体

銅酸化物高温超伝導体中に内在する固有ジョセフソン接合(IJJ)を利用したテラヘルツ発振器は従来、 浮遊帯域溶融法で育成されたBSCCO大型単結晶から作製されてきたが、我々は最近、BSCCOウィスカ結晶からのテラヘルツ発振に成功した。今回、我々はBSCCOウィスカ十字接合を用いたテラヘルツ発振素子を作製し、素子に電流バイアスを印加することによってテラヘルツ発振が起きることを確認した。本講演ではFT-IR分光結果も含めた発振の詳細を報告する。