2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.3 臨界電流,超伝導パワー応用

[11p-N402-1~10] 11.3 臨界電流,超伝導パワー応用

2021年9月11日(土) 13:00 〜 15:45 N402 (口頭)

末吉 哲郎(九州産業大)、鈴木 匠(成蹊大)

15:30 〜 15:45

[11p-N402-10] REBCO線材のはんだレス低抵抗接続法の検討

筑本 知子1、加藤 誠士郎1 (1.中部大学)

キーワード:超伝導線材、接合

高温超伝導(HTS)パワー応用開発をにおいて、重要な課題の一つが安全かつ再現性の高い接続技術の確立である。特に我々の目指す送電ケーブル応用では数10km以上の線材が必要であり接続箇所が数10ヶ所となることから、簡便な方法で性能を損なわずにいかに低抵抗で接続するかというのが重要な課題となる。これまでは様々な技術上制約からテープを金属シースごと重ね合わせはんだ接続する方法が一般的に行われてきたが、様々な課題があった。そこで、本研究では、GdBCO線材について、簡便でかつはんだを使用しない接合方法についての基礎検討を行い、200℃で5分間の熱処理により、従来のはんだ接合より良好な接合抵抗特性を得ることができた。