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[11p-S101-4] ダイヤモンド素子集積による量子コンピュータ
キーワード:量子コンピューター、半導体プロセス、ダイヤモンド
ダイヤモンド中の光中心に置かれた電子スピンは、蛍光発光が比較的高い冷却温度で得られること、光子を介してエンタングルメントができること、隣接した同位体核スピンと結合することにより長いコヒーレント時間をもつ量子メモリーを形成できることを特徴としている。このダイヤモンド素子と、光・電子制御・読み出し回路を3次元に集積することで、量子ビットを低ノイズを保ちつつ大規模集積できると期待できる。ダイヤモンド素子集積を用いたスケーラブルかつ小型の量子コンピューターを実現するための、材料・光・電気・半導体プロセスを含む技術課題と、今後の展望を議論する。