2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[12a-N202-1~8] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2021年9月12日(日) 09:00 〜 11:15 N202 (口頭)

川添 忠(日亜化学)、西郷 甲矢人(長浜バイオ大)

09:00 〜 09:15

[12a-N202-1] [講演奨励賞受賞記念講演] ドレスト光子による誘導放出を利用した中赤外帯シリコン受光素子の実現可能性

門脇 拓也1、川添 忠1、大津 元一2、佐野 雅彦1、向井 孝志1 (1.日亜化学、2.ドレスト光子研究起点)

キーワード:シリコン、赤外、受光素子

ドレスト光子(DP)技術によりSi結晶を用いた非冷却型の赤外受光素子を作製した。この素子では入射光により生成されたDPが励起したコヒーレントフォノンを介して電子がバンド間励起されるため、バンドギャップエネルギーで決まるλc以上の長波の光にも感度を持つ。特に波長1.99 μmでの感度は室温で5 mA/Wであり中赤外領域でも高い感度を持つ可能性を示した。