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[12a-N306-8] 13C同位体標識を用いた硫黄補助触媒CVDによるCNT成長と炭素移動
キーワード:カーボンナノチューブ、同位体ラベリング、チオフェン
我々はこれまで同位体ラベリングを用いて、CNT中心核両端からのCNT成長を観測し、これがヘアピン形状のCNT成長起源となっていることを見出した。フェロセンと13C-エタノールの混合ミストからのCNT成長では、13CのCNTへの変換効率が極めて高く40%にも達することを報告した。今回は、ミスト原料に混入しているチオフェンの効果と、CNT核成長後に供給する12C-エタノールミストのCNTへの変換効率について検証を試みたので報告する。