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[12a-N321-4] 円環可飽和吸収領域を導入したフォトニック結晶レーザーの短パルス・高ピーク出力化(IV)
キーワード:フォトニック結晶レーザー、半導体レーザー
フォトニック結晶レーザー(PCSEL)は,2次元フォトニック結晶の特異点(Γ点)における共振作用をレーザー共振器として用いた面発光型半導体レーザーである.我々は,PCSELの短パルス・高ピーク出力動作のために,内部に可飽和吸収領域を設けたPCSELを提案・実証してきた.今回,過渡応答特性の詳細な評価を行った結果,PCSEL面内の電流密度分布の調整によりパルス発振の単一モード性が向上し,ピーク出力がさらに増大することを見出したので報告する.