2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[12a-N321-1~10] 3.11 フォトニック構造・現象

2021年9月12日(日) 09:15 〜 12:00 N321 (口頭)

太田 泰友(慶大)、角倉 久史(NTT)

11:00 〜 11:15

[12a-N321-7] 空気穴スラブ型バレーフォトニック結晶における光のホール効果

川崎 健人1、森竹 勇斗1,2、納富 雅也1,3,4 (1.東工大理、2.JST さきがけ、3.NTT ナノフォトニクスセンタ、4.NTT 物性研)

キーワード:光のホール効果

光のスピンホール効果はベリー曲率による異常速度により光の進行方向が曲げられる現象である。このシフトは非常に小さく観測自体難しいが、バレーフォトニック結晶(VPhC)のK点付近の巨大なベリー曲率を用いて増大できる可能性が指摘されている。しかし、今までのところ理想化されたフォトニック結晶における理論予測があるのみで、観測例はない。そこで、現実的な空気穴スラブ型VPhCにおいてこの効果が発現するか計算を行った。