2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[12a-N403-1~7] 11.4 アナログ応用および関連技術

2021年9月12日(日) 09:00 〜 11:00 N403 (口頭)

川上 彰(情通機構)、柴田 浩行(北見工大)

10:30 〜 10:45

[12a-N403-6] 超伝導転移端センサにおける電流ノイズ特性の評価

服部 香里1,2、今野 俊生1、鷹巣 幸子1、三浦 義隆1、福田 大治1,2 (1.産総研、2.産総研東大オペランド計測OIL)

キーワード:単一光子検出器、超伝導転移端センサ、電流ノイズ

可視光・近赤外領域の単一光子のエネルギーを測定可能な超伝導転移端センサ(Transition edge sensor; TES) は、次世代量子情報通信やバイオへの応用が期待されている。TESは単一光子分光可能であり、典型的なエネルギー分解能は0.8 eVの光子において0.1から0.2 eVである。現状においても近赤外域における光子数識別は十分可能であるが、複数の蛍光色素を用いたイメージングではより高いエネルギー分解能が望ましい。高いエネルギー分解能を実現するための最初のステップとして、エネルギー分解能が決定される主な要因を明らかにする必要がある。そこで、本発表ではTESの理論的なエネルギー分解能の限界値を求め、実験値と比較した。