[12a-S402-1~10] 12.6 ナノバイオテクノロジー

[12a-S402-4] 電気化学発光計測によるがん細胞表面発現マーカー分子検出技術の開発

内山 皐生^1,2、栗山 愛理²、鎌田 智之³、加藤 大³、小島 直³、山村 昌平³、〇金 賢徹^1,4 (1.産総研細胞分子工学、2.東京農工大工、3.産総研健康医工学、4.東京農工大院工)

キーワード：がん細胞、電気化学発光、細胞計測

細胞の形状に合わせた電極を作製して細胞表面の広範囲を電極表面に密接させることで、細胞表面マーカー分子の検出に電気化学発光（ECL）計測を適用する技術を開発した。EpCAMをモデルマーカー分子とし、蛍光計測では同分子検出が難しいヒト乳がん細胞株に対して、ルテニウム錯体修飾抗EpCAM抗体を反応させ、カップ形状微小電極に細胞を捕捉して電圧を印加した結果、ECLによるEpCAMの検出に成功した。