2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.10 光量子物理・技術

[12p-N103-1~16] 3.10 光量子物理・技術

2021年9月12日(日) 13:30 〜 17:45 N103 (口頭)

稲垣 卓弘(NTT)、遠藤 護(東大)

17:00 〜 17:15

[12p-N103-14] 3 μm3 以下の分解能を持つ量子光干渉断層撮影の実証

阿部 尚文1、堀野 智康1、川口 蓉子1、岡本 亮1、竹内 繁樹1 (1.京大院工)

キーワード:量子光干渉断層撮影、周波数もつれ光子対、自動的分散耐性

周波数量子もつれ光による2光子干渉を利用した量子光干渉断層撮影(OCT)は、原理上、試料の偶数次分散によって深さ分解能が劣化しない分散耐性あり、かつ、同じ帯域の測定光を用いた古典的なOCT よりも深さ分解能が最大で2倍高いことから、注目されている量子イメージング技術である。本研究では、量子OCTの分解能を3次元的に高め、深さ分解能2.26(1) µm、面内分解能2.56(3) µmを実現し、自動的分散耐性を実証したので、これらの内容について報告する。