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[12p-N105-5] トポロジカル物質としてのカーボンナノチューブ
キーワード:半導体、超伝導、量子ドット
カーボンナノチューブの端付近に局在するトポロジカルな状態が半導体エネルギーギャップ中に現れる。金属型と分類されるナノチューブも表面曲率によりギャップが開くため、端状態はほとんど全ての螺旋構造のナノチューブにおいて現れる。また、超伝導近接効果による超伝導ギャップ中にもマヨラナ準粒子状態が現れる。これらトポロジカル端状態の存在より、カーボンナノチューブが量子ビットなどの素子となりうることが期待される。