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△ [12p-N207-5] (チオフェン/フェニレン)コオリゴマーナノ結晶の作製と量子サイズ効果の検証
キーワード:(チオフェン/フェニレン)コオリゴマー、励起状態の非局在化、量子サイズ効果
今回我々は,有機半導体材料である(チオフェン/フェニレン)コオリゴマーの一種であるBP2Tをミニエマルション法によりナノ結晶化し,その光学特性に対する量子サイズ効果の発現について検証した.その結果,ナノ結晶サイズが600 nm以下になると発光帯のブルーシフトが起こり,BP2T結晶中で非局所化した励起状態がナノ結晶中に閉じ込められることにより発現する量子サイズ効果であると考えられる.