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[12p-N307-5] チエノキノイド分子配向薄膜トランジスタにおける冷間等方圧加圧による移動度向上
キーワード:構造物性相関、移動度異方性、有機半導体
我々は有機トランジスタにおいて、分子パッキング構造と電荷輸送特性の相関性について研究を行っている。これまでに、チエノキノイド(QQT(CN)4)薄膜をラビングすると、分子がEdge-on配列からFace-on配列に変わるのと同時に一方向に配向し、トランジスタ移動度が異方性を持つことを明らかにした。今回、ラビングでFace-on配列としたQQT(CN)4薄膜トランジスタに、冷間等方圧加圧(cold isostatic pressing, CIP)を行う効果について検討したので報告する。