2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

FS フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」 » FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

[12p-S101-1~15] FS.1 フォーカストセッション「AIエレクトロニクス」

2021年9月12日(日) 13:00 〜 17:30 S101 (口頭)

丸亀 孝生(東芝)、赤井 恵(北大)

16:15 〜 16:30

[12p-S101-11] ゲート型量子計算機に実装したQAOAにおける確率的勾配降下法による変分パラメータの最適化

沖田 涼1、三木 司1、島田 萌絵1、白樫 淳一1 (1.東京農工大院工)

キーワード:量子コンピュータ、量子近似最適化アルゴリズム、組合せ最適化

現在のNISQと呼ばれるゲート型量子計算機で生成した量子状態は雑音の影響を顕著に受ける。そのため、Quantum Approximate Optimization Algorithm (QAOA)を始めとした量子・古典ハイブリッドアルゴリズムにおいて量子計算機での計算コストを抑えた実装方法が求められている。そこで我々は、QAOA特有の異なる問題が共通して持つ解空間の特徴を効率的に探索可能であると考えられる確率的勾配降下法を用いて、変分パラメータの最適化における量子計算機の実行回数を低減させることを検討した。