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△ [12p-S203-9] Ca2RuO4エピタキシャル薄膜における電流誘起非線形伝導現象の高速化
キーワード:金属絶縁体転移、Ca2RuO4、ルテニウム酸化物
Ca2RuO4では近年、そのバルク体だけでなく、エピタキシャル薄膜でも電流誘起型の絶縁体–金属転移が実現されており、現在その電子デバイス応用に対し注目が集められている。本研究ではその応用可能性を評価するため、Ca2RuO4薄膜へのパルス電流–電圧測定を行った。その結果、Ca2RuO4薄膜ではバルク体と比べて約105分の1の転移時間を持つ、大幅に高速な抵抗転移が実現可能であることが明らかとなった。