2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[12p-S203-1~13] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2021年9月12日(日) 13:00 〜 16:30 S203 (口頭)

木下 健太郎(東理大)

15:15 〜 15:30

[12p-S203-9] Ca2RuO4エピタキシャル薄膜における電流誘起非線形伝導現象の高速化

椿 啓司1、福地 厚1、高橋 庸夫1、片瀬 貴義2、神谷 利夫2、有田 正志1 (1.北大院情報、2.東工大フロ研)

キーワード:金属絶縁体転移、Ca2RuO4、ルテニウム酸化物

Ca2RuO4では近年、そのバルク体だけでなく、エピタキシャル薄膜でも電流誘起型の絶縁体–金属転移が実現されており、現在その電子デバイス応用に対し注目が集められている。本研究ではその応用可能性を評価するため、Ca2RuO4薄膜へのパルス電流–電圧測定を行った。その結果、Ca2RuO4薄膜ではバルク体と比べて約105分の1の転移時間を持つ、大幅に高速な抵抗転移が実現可能であることが明らかとなった。