[13a-N205-1~12] 12.4 有機EL・トランジスタ

△ [13a-N205-9] 三重項励起子の蓄積とTADF過程が連続レーザー発振特性に与える影響についての理論検討

〇安部 彩乃¹、合志 憲一^1,2、小松 龍太郎²、藤原 隆²、儘田 正史^1,2、安達 千波矢^1,2 (1.九州大学、2.OPERA)

キーワード：有機半導体レーザー、熱活性化遅延蛍光、TADF

有機半導体レーザーは次世代デバイスとして期待されている。しかし、連続レーザー（CW）発振時間の短さが課題となっており、これには三重項励起子が関与していることが知られている。そこで本研究では、三重項励起子から一重項励起子への熱的アップコンバージョンが可能である熱活性化遅延蛍光（TADF）過程がCWレーザー特性に与える影響についてシミュレーションを行った。その結果、TADF過程がCW発振に有用であることが示された。