2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価

[13a-N305-1~10] 13.7 化合物及びパワーデバイス・プロセス技術・評価

2021年9月13日(月) 09:00 〜 11:45 N305 (口頭)

佐藤 威友(北大)

10:00 〜 10:15

[13a-N305-5] 選択再成長オーミックコンタクトおよびAlNバリアを用いた四元混晶AlGaInN/Al0.36Ga0.64N HFETの作製と特性評価

井上 暁喜1、田中 さくら1、江川 孝志1、三好 実人1 (1.名工大)

キーワード:Ⅲ族窒化物、AlGaNチャネルHFET、高絶縁破壊電圧

AlGaNチャネルヘテロ構造電界効果トランジスタ(HFET)は、その非常に高いOFF耐圧から次世代のパワーデバイスとして有望である。AlGaNチャネル層のAlNモル分率を36%まで高くしたヘテロ構造では、AlNモル分率20%のヘテロ構造と同等の2DEGシート抵抗を示す一方でOFF耐圧が大幅に向上する事が予測されている。また、最近では、選択再成長コンタクト層を採用したAlGaNチャネルHFETを作製し、オーミックコンタクト抵抗の低減とHFETのON特性向上が為された事を報告している。本研究では、ON/OFF性能比のさらなる向上を目指し、選択再成長コンタクト層に加え、リーク電流を低減させるためのAlNバリアを採用したAlN/AlGaInN/AlGaN HFETを作製したので報告する。