2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[13a-N322-1~13] 12.7 医用工学・バイオチップ

2021年9月13日(月) 09:00 〜 12:30 N322 (口頭)

坂田 利弥(東大)、野田 俊彦(豊橋技科大)

11:00 〜 11:15

[13a-N322-8] Ru錯体イオンによる電荷移動異常増強

山下 一郎1、韓 煥文1、信澤 和行1,2 (1.阪大、2.群馬繊維研)

キーワード:電気化学、PCR、電気化学的インピーダンススペクトロスコピー

ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)をリアルタイム検出する新しい電気化学的インピーダンス測定法を開発している。その基礎は、合成したDNAインターカレーター[Ru(bpy)2DPPZ]2+が、PCR溶液中でわずか1µM濃度でヘキサシアノ鉄イオンと炭素電極間の電荷移動を促進させる現象である。この効果は、溶液中のヘキサシアノ鉄イオンと[Ru(bpy)2DPPZ]2+イオンと炭素電極の3者で生じており、電解質イオンなどの他のイオンとは無関係であることが確認された。