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[13a-S101-5] 蛋白質構造解析に特化した量子アニーラーに関する要素技術の検討
キーワード:量子コンピューター、量子アニーリング、蛋白質構造解析
医療の領域で実応用に適う姿からバックキャストして,将来的にスーパーコンピューターや機械学習に替わる技術を描き,細胞の構造解析を得意とする新しい量子コンピューター(QC)を実現することを目指すことにした.QCと実応用の間へ架け橋をかけながら,段階的に解析規模を発展させつつ早期の社会実装を実現するため,量子アニーリング方式に着目した.従来の量子chipへのハミルトニアン実装方式は計算精度が低い課題があるため,ビットスケーリングさせて実応用と結びつけることは難しいと考えられる.そこで,産総研で研究してきた「問題ハミルトニアンを直接実装する技術」と,「蛋白質構造解析用の新しいモデル」の双方を検討し,量子chipへ実装することとした.