2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[13a-S202-1~9] 2.5 放射線誘起蛍光体

2021年9月13日(月) 09:30 〜 12:00 S202 (口頭)

南戸 秀仁(金沢工大)、眞正 浄光(都立大)

11:15 〜 11:30

[13a-S202-7] X線,粒子線,および熱中性子照射によるSr2B2O5:Eu焼結体の熱蛍光特性

小宮 基1、川本 弘樹1、藤本 裕1、越水 正典1、岡田 豪2、古場 裕介3、若林 源一郎4、野上 光博1、人見 啓太朗1、渡辺 賢一5、柳田 健之6、浅井 圭介1 (1.東北大院工、2.金沢工大、3.量研機構、4.近大原研、5.九大院工、6.奈良先端大)

キーワード:ドシメータ、熱蛍光、熱中性子

中性子応用技術の発展および中性子加速器施設の普及に伴い,中性子計測技術に対する需要が高まっている.中性子計測に応用可能な積算型線量計のうち,熱蛍光線量計(TLD)は小型かつ高感度であることから,個人被ばく線量計への高い応用可能性を有する.そこで我々は,この応用性の向上に即したより高性能な中性子計測用 TLD の開発に向け,新たな熱蛍光体の創成を企図した.当該材料の性能要件として,中性子と高確率で核反応を生じることや,高い発光効率を有すること等が挙げられる.これらを満たし得る有力な候補の一つに,希土類添加ホウ酸塩化合物がある.当該化合物のうち,今回は Sr2B2O5を採用し,これに発光中心としてのEuを微量添加した焼結体を作 製して,X 線,粒子線,および熱中性子照射後の熱蛍光(TL)特性を評価した.