2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[13p-N203-1~10] 6.4 薄膜新材料

2021年9月13日(月) 13:30 〜 16:00 N203 (口頭)

土屋 哲男(産総研)、西川 博昭(近畿大)

14:00 〜 14:15

[13p-N203-3] 傾斜組成LiNixMnyCozO2薄膜作製に向けた
LiNi0.67Mn0.33O2エピタキシャル薄膜の予備検討

〇(M1)鈴木 貫太1、神永 健一1、丸山 伸伍1、松本 祐司1 (1.東北大院工)

キーワード:リチウムイオン電池、PLD法、傾斜組成

リチウムイオン二次電池の正極材であり,層状岩塩構造のLiNixMnyCozO2(NMC,x+y+z=1)は,従来材料に比べ,高容量,低コスト,高安全性であり,電気自動車への応用が期待されている.近年NMC系では, 材料内部から最表面にかけて組成を連続的に変化させた傾斜組成材料へと展開することで,電池性能の向上がバルクで報告されているが,薄膜での報告はない.本研究では,傾斜組成NMC薄膜作製の前段階として,LiNi0.67Mn0.33O2エピタキシャル薄膜の作製に成功した報告である.