2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

3 光・フォトニクス » 3.11 フォトニック構造・現象

[21p-P09-1~4] 3.11 フォトニック構造・現象

2021年9月21日(火) 17:00 〜 18:40 P09 (ポスター)

17:00 〜 18:40

[21p-P09-3] フォトニック結晶レーザーの波長・偏波合波システムの構築:原理実証

榎 健太郎1,2、井上 陽子2、河崎 正人1,2、國師 渡1,3、吉田 昌宏1、井上 卓也1、De Zoysa Menaka1、石﨑 賢司1、初田 蘭子1、野田 進1 (1.京大院工、2.三菱電機、3.ローム)

キーワード:フォトニック結晶レーザー、波長・偏波合波

フォトニック結晶レーザー(PCSEL)は,2次元フォトニック結晶の 特異点 (Γ点等)における共振効果を活用した,大面積コヒーレント半導体レーザーである.これまで,高輝度(=高出力・高ビーム品質)動作を可能とする二重格子フォトニック結晶構造を提案し,大面積(直径500µm以上)の発振領域をもつデバイスにおいて高出力・高ビーム品質動作を実現している.ここでPCSELを加工用途等に適用するためには素子面積・出力の更なる増大に加え複数素子の出力を束ねる合波システムの構築も重要と言える.前回,我々はPCSEL7素子を2 次元六方格子状に配置したモノリシックアレイの空間合波システムについて報告した.今回,PCSELを用いて,ビーム品質を維持したまま高出力化することが可能である波長・偏波合波方式の原理実証を行ったので報告する.