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[21p-P09-3] フォトニック結晶レーザーの波長・偏波合波システムの構築:原理実証
キーワード:フォトニック結晶レーザー、波長・偏波合波
フォトニック結晶レーザー(PCSEL)は,2次元フォトニック結晶の 特異点 (Γ点等)における共振効果を活用した,大面積コヒーレント半導体レーザーである.これまで,高輝度(=高出力・高ビーム品質)動作を可能とする二重格子フォトニック結晶構造を提案し,大面積(直径500µm以上)の発振領域をもつデバイスにおいて高出力・高ビーム品質動作を実現している.ここでPCSELを加工用途等に適用するためには素子面積・出力の更なる増大に加え複数素子の出力を束ねる合波システムの構築も重要と言える.前回,我々はPCSEL7素子を2 次元六方格子状に配置したモノリシックアレイの空間合波システムについて報告した.今回,PCSELを用いて,ビーム品質を維持したまま高出力化することが可能である波長・偏波合波方式の原理実証を行ったので報告する.