2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

6 薄膜・表面 » 6.4 薄膜新材料

[22a-P04-1~18] 6.4 薄膜新材料

2021年9月22日(水) 09:00 〜 10:40 P04 (ポスター)

09:00 〜 10:40

[22a-P04-11] セラミックスアーキテクチャーによるテラヘルツガスセンシングの試み

小松 啓志1、岩本 敏志2、伊藤 治彦1、齋藤 秀俊1 (1.長岡技科大、2.日邦プレシジョン株式会社)

キーワード:セラミックスアーキテクチャー、テラヘルツ時間領域分光(THz-TDS)、ガスセンシング

テラヘルツ時間領域分光(THz-TDS)法は、超短パルスレーザ(パルス幅:約100 fs(100×10-15秒)を用いて測定対象の光学定数(誘電率や屈折率)の実部と虚部が同時に得られ、時間波形より試料内に時系列的に何がおこっているのか、物理的に把握しやすい。大気開放型化学気相析出(CVD)法で得られる酸化物は、結晶学的に高品質かつ高配向性であること、ミクロンメーター単位で制御されたウイスカー形状構造などの構造体を形成することができる。この技術をセラミックスアーキテクチャーと定義する。本研究では、癌や生活習慣病の予知・早期検知手段として、体内の揮発性有機化合物(VOC)を対象としたセラミックスアーキテクチャーによるTHz波による呼気センシング技術を提案する。