[22a-P08-1~11] 8 プラズマエレクトロニクス(ポスター)

[22a-P08-1] プラズマメタマテリアル層によるマイクロ波の吸収・散乱・迂回制御 (II)

井波 柱偉¹、〇(M1)野寄 陽太¹、Bambina Alexandre¹、宮城 茂幸¹、酒井 道¹ (1.滋賀県立大工)

キーワード：プラズマ、メタマテリアル、マイクロ波

今日、負の屈折率を実現可能なメタマテリアルを用いて、クローキング現象(電磁波迂回による無散乱状態)の実現が報告されている[1]。しかし、設計されたメタマテリアル構造と動作する電磁波の周波数帯は限られており、その周波数帯は非常に狭い。この対応周波数帯域幅の制限から、一つのデバイスでマイクロ波伝搬制御を多機能化させた例はほとんど報告されていない。我々はこれまで、透磁率を制御するメタマテリアルにプラズマを付加させ誘電率を可変にすることでクローキング現象の実現を目指し、電磁波迂回による回析損補償法を理論的に提唱した[2]。本研究ではプラズマ・メタマテリアル層を透過するマイクロ波の周波数を変化させ、クローキング・吸収・集光・散乱現象を一つのデバイスで実現を検証した。