2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[22p-P04-1~16] 12.1 作製・構造制御

2021年9月22日(水) 15:00 〜 16:40 P04 (ポスター)

15:00 〜 16:40

[22p-P04-11] 3回対称性を有するTetrathiafulvalene誘導体の合成とそのCT錯体からなるナノファイバーの電気物性評価

〇(M1)大石 博久1、木村 雄登1、西原 禎文2,5、芥川 智行3、中村 貴義4、帯刀 陽子1 (1.農工大院工、2.広島大院、3.東北大多元研、4.北大電子研、5.JST さきがけ)

キーワード:ナノファイバー、電荷移動錯体、自己組織化

導電性ナノファイバーの開発とそのデバイス応用を目指し、3回対称性分子であるTTF誘導体(MeS-TTF-Ts)を用いた研究を行った。本分子には、1次元構造体の形成およびその構造体安定化のためにπ共役系部位、水素結合部位を複数個所に導入した。また、アクセプター分子を導入した(MeS-TTF-Ts)(F4TCNQ)錯体を溶解したDMSO溶液をマイカ基板上にキャストすることで導電性ナノファイバーを作製した。また、このナノファイバーの電気伝導率は10-2 S/cmであった。