[23a-P02-1~24] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[23a-P02-11] マイクロキャピラリ共振器を有するペロブスカイトLECの作製

〇椋橋 奈穂¹、水野 斎¹、佐々木 史雄²、柳 久雄¹ (1.奈良先端大物質、2.産総研電子光)

キーワード：ペロブスカイト、レーザー、発光電気化学セル

有機金属ハライドペロブスカイトは，有機材料の利点である柔軟さやチューナブルな発光特性，無機材料の利点である高い内部量子効率と発光色純度を併せ持つことから，新たなレーザー材料として注目されている．これまでに我々は，マイクロキャピラリを鋳型としてその内部を満たしたペロブスカイト円柱状結晶を作製し，光励起下において内周をマイクロリング共振器とする whispering gallery mode (WGM)由来のレーザー発振を観測した．一方，電子とイオン両方の伝導性を併せ持つペロブスカイトを活性層に用いたLight-emitting Electrochemical Cell (LEC)が報告されている．そこで本研究では，LEC構造を持つ電流励起型ペロブスカイトレーザーへの展開を見据え，マイクロキャピラリを鋳型に用いて共振器構造を有するペロブスカイトLECの作製を試みた．