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[23a-P02-14] BP4T単結晶からの遅延時間を伴った光励起レーザ発振
キーワード:有機半導体、光励起レーザ発振, 結晶成長, BP4T
有機半導体の中でもチオフェンとフェニレンが複数個連結した分子群であるTPCO類はあらゆる溶媒への溶解度が低いために結晶作製に困難が伴う。今回TPCO類の中でも特に分子量が大きく溶解度の低い5,5’’’-Bis(4-biphenylyl)-2,2’:5’,2’’:5’’,2’’’-quaterthiophene (BP4T)を溶液中で結晶化させ、その光励起レーザ特性を調べた。その時間分解特性は誘導放射の時間遅延(数ps程度)よりも長時間の遅延(220ps程度)を伴い、ポラリトンレージングに酷似した挙動を示した。