2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

9 応用物性 » 9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート

[23p-P02-1~13] 9.2 ナノ粒子・ナノワイヤ・ナノシート

2021年9月23日(木) 13:00 〜 14:40 P02 (ポスター)

13:00 〜 14:40

[23p-P02-5] カルコパイライトナノ粒子の発光特性に及ぼす表面改質の影響

〇(M1)鈴木 孝一朗1、平瀬 明光1、濱中 泰1、葛谷 俊博2 (1.名工大院工、2.室工大院工)

キーワード:半導体ナノ粒子、量子ドット、カルコパイライト

環境調和型のカルコパイライト型半導体ナノ粒子は、単色性に優れたバンド端発光ではなく、スペクトル幅の広い欠陥発光を示す。本研究では、AgInS₂ナノ粒子とCuInS₂ナノ粒子の表面に有機分子であるトリオクチルホスフィン(TOP)を結合させ、表面改質を行った。その結果、ナノ粒子表面の表面欠陥が不働態化され、AgInS₂ナノ粒子の発光スペクトルには新たにバンド端発光が現れた。一方、CuInS₂ナノ粒子の場合、バンド端発光は現れず、欠陥発光の強度が増大した。