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[23p-P02-5] カルコパイライトナノ粒子の発光特性に及ぼす表面改質の影響
キーワード:半導体ナノ粒子、量子ドット、カルコパイライト
環境調和型のカルコパイライト型半導体ナノ粒子は、単色性に優れたバンド端発光ではなく、スペクトル幅の広い欠陥発光を示す。本研究では、AgInS₂ナノ粒子とCuInS₂ナノ粒子の表面に有機分子であるトリオクチルホスフィン(TOP)を結合させ、表面改質を行った。その結果、ナノ粒子表面の表面欠陥が不働態化され、AgInS₂ナノ粒子の発光スペクトルには新たにバンド端発光が現れた。一方、CuInS₂ナノ粒子の場合、バンド端発光は現れず、欠陥発光の強度が増大した。