2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

[16a-P02-1~19] 12.3 機能材料・萌芽的デバイス

2021年3月16日(火) 09:00 〜 09:50 P02 (ポスター)

09:00 〜 09:50

[16a-P02-17] 導電性高分子とコンポジット化したチオフェンデンドリマーの熱電変換特性

三木 佑一郎1、小柴 康子1、堀家 匠平1,2,3、福島 達也1、森 敦紀1、石田 謙司1 (1.神戸大院工、2.産総研、3.JST さきがけ)

キーワード:ゼーベック、デンドリマー、熱電

本研究では分子設計により軌道縮退が期待されるチオフェンデンドリマー14Tに注目し、分子対称性と軌道縮退性による高ゼーベック係数を予想した。これまでにFeCl3・6H2Oを酸化剤としてドープした14T薄膜で熱電変換特性を観測し、高いゼーベック係数を報告したが、14T薄膜の低導電性が課題として残された。そこで、14T薄膜中に導電性高分子P3HTをコンポジット化することで導電性を向上させ、高ゼーベック係数と高導電性の同時実現を試みた。