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[16a-P02-6] (2-カルボキシエチル)ジフェニルホスフィンを配位子とするヨウ化銅(I)錯体をドープしたDNA-脂質複合体膜の発光
キーワード:(2-カルボキシエチル)ジフェニルホスフィン、ヨウ化銅(I)錯体、DNA-脂質複合膜
我々は、これまでに(2-Carboxyethyl)diphenylphosphine (Hdppa) を配位子とするヨウ化銅(I)錯体の合成、及び、光学特性を評価してきた。すり潰し後の粉末状錯体について、波長340 nmで励起した際、室温では λmax = 550 nm近傍にCC(クラスターセンター)由来の発光を示すが、低温化するにつれ、λmax = 420 nm近傍にHdppa の π-π* 遷移に由来にする新たな発光ピークが出現することを見出した。本報告では、この[CuI(Hdppa)]n錯体をDNA-脂質複合膜にドープしその光学特性を評価したので結果について報告する。