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[16a-P08-4] STM発光分光法を用いた強磁性体Feと半導体GaAsのトンネル接合におけるエネルギー励起測定
キーワード:発光分光測定、エネルギー励起、プラズモン
走査トンネル顕微鏡(STM)は、単原子レベルでの低エネルギー励起測定を可能にするが、発光分光測定を同時に行うことで、発光緩和を伴う比較的高いエネルギーの励起測定も可能となる。そこで、本手法を用いて強磁性Fe探針とp型半導体GaAsの間の発光分光測定を行ったところ、局在プラズモンに由来する発光スペクトルとともに探針及び試料の電子状態を反映したスペクトルが観測された。本講演では、その詳細を議論する。