2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[16a-P08-1~12] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2021年3月16日(火) 11:00 〜 11:50 P08 (ポスター)

11:00 〜 11:50

[16a-P08-9] 光励起を用いた誘電泳動法における半導体量子ドットに対する対流の影響

浅野 理貴1、稲葉 勇人1、右馬 健太郎1、守安 毅1、熊倉 光孝1 (1.福井大学院工)

キーワード:量子ドット、誘電泳動

我々は先行研究において、直径6 nm程度のCdSe/ZnS量子ドットに対し、波長532 nmの光励起と不均一電場を組み合わせることにより,誘電泳動が可能であることを確認した。しかし,泳動によって生じた量子ドットの密度分布は,電場分布とは整合性がない非対称な分布であった。今回、その原因を明らかにするため、溶液中の流れを蛍光ナノダイヤモンド粒子を用いて可視化し、対流が量子ドットの輸送に重要な役割を果たしていることを見出した。