2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[16a-Z17-1~8] 12.1 作製・構造制御

2021年3月16日(火) 09:30 〜 11:45 Z17 (Z17)

山本 俊介(東北大)

10:45 〜 11:00

[16a-Z17-5] 液晶性を用いた有機半導体分子の水平配向多結晶薄膜の作製

園田 拓海1、飯野 裕明1、半那 純一1 (1.東工大未来研)

キーワード:液晶、配向、有機半導体

PMAA薄膜を製膜し低次の液晶相に加熱することで、Ph-BTBT-10の薄膜が垂直配向から水平配向に変化した。これは高いTgを有するPMAAを使用したことにより実現した。以前報告した8-PNP-O4の配向制御に関しては、PVAでは基板の2割の領域しか配向制御できなかったのだが、PMAAでは9割以上の領域を配向制御することに成功した。さらに、作製した薄膜を正孔輸送層として使用した縦型積層デバイスのIV特性では水平配向させた薄膜は電流値が4桁程度増加した。