2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[16a-Z22-1~10] 12.7 医用工学・バイオチップ

2021年3月16日(火) 09:00 〜 11:45 Z22 (Z22)

加藤 徳剛(明治大)、竹原 宏明(東大)

10:45 〜 11:00

[16a-Z22-7] グラフェン自己組立て電極による三次元神経ネットワークの成熟評価

酒井 洸児1、手島 哲彦1、後藤 東一郎1、中島 寛1、山口 真澄1 (1.NTT物性基礎研)

キーワード:培養神経回路網、グラフェン、微小電極アレイ

グラフェンとパリレンによる自己組立て現象を用いて,電極が筒状に組上がる電極アレイを作製した.筒内に海馬神経細胞を内包することで各電極に三次元細胞塊を形成し,細胞塊同士の同期活動を計測できた.電極と細胞塊の密着は平坦な電極と比べて良好であり,平坦な電極では4週目に信号が消失したが,筒状電極では10週目でも計測できた.本手法は,中枢神経系の特徴であるモジュール構造と三次元構造を両立した計測系を提供する.