2021年第68回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 協奏的量子ビーム利用による実用材料研究のススメ ー新しいビームはいかがですかー

[16p-Z03-1~10] 協奏的量子ビーム利用による実用材料研究のススメ ー新しいビームはいかがですかー

2021年3月16日(火) 13:30 〜 17:25 Z03 (Z03)

本田 孝志(KEK)、鈴木 真粧子(群馬大)、山本 航平(分子研)

14:00 〜 14:30

[16p-Z03-3] 電子ドープ型銅酸化物におけるマルチ量子ビームで見るスピン相関と超伝導

足立 匡1 (1.上智大理工)

キーワード:電子ドープ型高温超伝導体、ミュオンスピン緩和、X線吸収分光

電子ドープ型銅酸化物において、過剰な酸素を適切に取り除くと母物質が絶縁体ではなく超伝導体になると報告された。我々は、超伝導の発現機構を明らかにするために、適切に還元した電子ドープ型の単結晶を用いて、ミュオンスピン緩和とX線吸収からCuスピン相関と超伝導の関連について調べている。講演では、中性子散乱や光電子分光の結果と合わせて、マルチ量子ビームから見た電子ドープ型の電子状態について議論する。