13:30 〜 13:45
[16p-Z13-1] 粉体連続投入過程でサイロ内の金属製突起物から発生する静電気放電
キーワード:静電気放電、静電気帯電、粉体
本研究では,サイロ内に金属球(直径4 cm)の突起物を取り付けた状態で,ポリプロピレン粉体(約3 mm)800 kgを連続投入する過程での静電気放電の可視化及び危険性を評価した.
サイロ内部で発生する静電気放電の撮影は,イメージインテンシファイアをサイロ天井部の点検窓に設置して行った.
今回の実験では,粉体連続投入中に主に突起物から帯電した堆積粉体(絶縁物)を向かって明確な静電気放電が観察された.なお、粉体投入開始から約391秒後(約270 kg)に突起物での最初の放電が確認され(b),その後もサイロの中心へと進展していた(c).約900秒後では突起物が堆積粉体に埋まり,頻繁に線状の放電が発生するようになった(d).それから,粉体投入が続くと面状の放電が頻繁に発生しているのが確認され(e),突起物が埋まった後の方が埋まる前より静電気放電が強いのが分かった.
サイロ内部で発生する静電気放電の撮影は,イメージインテンシファイアをサイロ天井部の点検窓に設置して行った.
今回の実験では,粉体連続投入中に主に突起物から帯電した堆積粉体(絶縁物)を向かって明確な静電気放電が観察された.なお、粉体投入開始から約391秒後(約270 kg)に突起物での最初の放電が確認され(b),その後もサイロの中心へと進展していた(c).約900秒後では突起物が堆積粉体に埋まり,頻繁に線状の放電が発生するようになった(d).それから,粉体投入が続くと面状の放電が頻繁に発生しているのが確認され(e),突起物が埋まった後の方が埋まる前より静電気放電が強いのが分かった.